はちまん三方よしProject
Exercise Guidelines
はじめに
私たちは創立55周年を迎え、明るいまちの未来を実現するために、5年間の運動指針として『はちまん三方よしPROJECT』を策定します。私たちの方向性をかたちに表し、3つのこころが織りなす「三方よし」を取り入れました。「三方よし」は、近江商人の経営哲学の一つとして脈々と受け継がれてきた、売り手よし、買い手よし、世間よしです。当事者だけでなく、お世話になっている地域、そして、社会全体の幸せにつながらなければ(世間よし)、商人としての信用は得られないという精神の教えを表しています。自らの利益のみを追求することをよしとせず、地域社会の発展も願う「三方よし」の精神は、人と人、人と地域のつながりを大切にし、地域のために貢献する文化を遺してきました。私たちは、ひととまちへの想いやりの意識の統一を図り「三方よし」の精神のもと、運動を力強く展開し、まちの人びとのこころを育み、明るいまちの未来へとつなげてまいります。
Specific Initiatives
City development is People development
愛郷心溢れるまちづくり
私たちが住むまちは、市民による市民のための祭や市民運動があったように、自ら先頭に立ち地域を動かしてこられたまちを想う先人がおられました。まちへの愛着が深まれば、より大きな力を発揮することが出来、それがまちづくりの原動力となります。そこで私たちは、愛郷心を持った人びとのつながりを強め、愛郷心溢れるまちを目指します。行政・地域・関係諸団体と協働し、地域の人びとの意識を変革することで、まちのために行動する人びとのつながりは、コミュニティを活性化に導き、まちを愛するこころは、人から人へと連鎖することで、相乗効果を発揮し多くの人びとに愛郷心が根付きます。
未来を紡ぐひとづくり
「まちづくり」=「ひとづくり」と言われるように、まちづくりにおいてひとづくりほど大切なことはありません。私たちがめざすひとづくりとは、想いやる気持ちと感謝のこころを持った人財育成です。そのためには、個々を尊重し、能動的な行動がとれる人財が必要です。私たちが地域の方々とともに、このまちの未来を担う子どもたちに向け、『感謝・想いやり・つながりの大切さ』を伝えることで、共助の精神が育まれ自立できる大人へと成長していきます。まちへの想いを持った大人は、未来を紡ぎ、未来を切り拓くリーダーとなります。
ゆるぎない絆で結ばれた
強固な組織の確立
まちを想いゆるぎない絆で結ばれた組織ほど力強い団体はありません。地域にはまちづくりを行う団体が数多く存在する中で、関係諸団体と情報共有を行い、私たちの運動の趣旨、理念を発信し共有・共感できる同志を増やすことで、まちづくりへの想いをもったつながりが構築できるからこそ、力強い組織を生み出します。そして、未来の仲間の輪を広げていくには、それぞれがまちづくりをこころから楽しみ、運動を展開し感動を分かち合い、ゆるぎない絆で結ばれる、そのような魅力溢れる人びとが集う組織を作ることこそが、誰もが憧れる素晴らしい魅力ある組織へと昇華します。
こころがつながり
想いやりが溢れるまちの創造
人びとが世のため・ひとのためというこころをもった想いやりに満ちたまちは、私たちが目指す明るい未来です。ひとを想うこころ、まちを想うこころ、次世代の成長を想うこころ、すべてにおいてひとが行動に移す源はこころです。私たちはひと・まち・組織のこころを育むことで、つながりを構築します。地域の人が気概をもち率先して行動出来るまちは幹となり、その幹はやがて地域に根を張り、希望の大樹となり、想いやりに満ちたまちを創造します。
むすびに
私たちは5年に一度、地域の未来を描いたビジョンを作成します。ビジョンは地域へ向けた私たちの想いを実現するための道標であり、私たちが受け継いできたまちへの想いでもあります。メンバーが一致団結し、このビジョンのもと地域に向けて力強く発信していくことで、私たちの運動に共鳴・共感していただき、このビジョンの達成へ向け、ともにまちを創るパートナーとして地域と人びと協働し、ひと・まち・組織のこころを育み、つながることが明るい未来への懸け橋となります。